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MUTECH 50余年の技術を結集したMCカートリッジ - RM-KANDA 零(ZERO)登場

MUTECH - RM-KANDA 零(ZERO)-
生産完了

標準価格:¥492,800(税込)


(限定生産 30本)


LM-Hに続くRM-KANDAでフォノカートリッジの世界に旋風を巻き起こしたMUTECHの神田榮治が、これまでに温めてきた方法論を具現化した新しいMC型カートリッジ、RM-KANDA「零」Zeroを完成しました。

 神田榮治はこれまでのMC型カートリッジにはないリングマグネット・サーキットという類稀な磁気回路を考案し、LM-H、さらにはその発展型であるRM-KANDAを発表して多くのアナログオーディオ・ファンから賞嘆をいただきました。 なぜならここで取りこぼした信号はその後どのような手段を講じても復元することはできないからです。リングマグネット・サーキットという構造の着想、ネオジウムという新素材の投入。誰よりもそのことを理解していた神田は、こうしてローインピーダンスでありながら高出力を獲得する特別なカートリッジを作り上げました。

しかしながら神田の心は複雑でした。高い評価を享受するほどに、これで終わるわけではないという思いが過ったからです。50年以上に渡ってMC型カートリッジの研究開発に没頭してきた神田はついに、これまでに思い描いてきた懐かしいけど新しい、自らの発想を実践することにしました。

神田が長年温めてきた発電コイルから直接リード線を引き出すダイレクトカップリング方式の採用です。RM-KANDAでは発電コイルからシェルの端末で0.2ΩだったDCRが、零Zeroではこの方式を採用することにより0.05Ωにまで引き下げられています。そのためリード線も吟味した素材を用いてこの純粋な信号が劣化しないよう配慮しました。リード線はサエクコマース社製のPCトリプルCを採用し絶縁材には抜群の誘電率を誇るテフロンを用いています。またヘッドシェルの端子部と嵌合するリングピンにはクロスポイント社と共同で開発した新しい素材を導入。リン青銅にプラチナメッキを施し、さらにブラックロジウムのメッキを畳重するという特殊な方法で効率の高い信号伝送を実現しています。

こうした神田の弛まぬ努力により、RM-KANDA 零 Zeroは、「何も引かず、何も足さない」新たなる次元に到達し、それはあたかも神田榮治の魂が乗り移ったかのような深みのあるサウンドへと繋がっています。これはけっして大袈裟な表現ではありません。神田自身も「よりナチュラルで滑らか、そして中低域がこれまで以上に充実している」と言うほど、DCRの低減はスルーレートを高めるとともに音楽のエネルギーをストレートに引き出しています。

MUTECH RM-KANDA零zeroの特徴

○直接リード線を引き出すダイレクトカップリング方式の採用、発電コイルからシェルの端末で0.2ΩだったDCRが、零Zeroではこの方式を採用することにより0.05Ωへ。

○業界初、ボディにブラックロジウムメッキを採用。独自に開発した《SS-μM》コア材をマグネット内に配置し専用設計のボビン材を取り入れることで低インピーダンス、高出力(0.5mV)を実現。

○ヨーク材(電磁用軟鉄)を廃し、ネオジウムマグネット"50内部(リングマグネット構造)に直接SS-μMコア材とコイルを配置。交流磁気特性を大幅に向上するとともに徹底して磁性歪みを抑制。

○コイルの抵抗値が小さいほど電圧に対しての電流値が大きくなるため位相歪みを極限まで低減。内部損失が小さくなり音の抜けを飛躍的に改善。

○専用設計の特製サスペンションワイヤーを用いて音質を向上。

MUTECH RM-KANDA 零(ZERO)- 仕様 -
発電方式ヨークレス・リングマグネット方式MC型
出力電圧0.5mV(1kHz 3.45cm/sec)
適正針圧範囲1.8~2.0g
再生周波数範囲10~45.000Hz
コイルインピーダンス2.0Ω(DCR)
クロストーク28dB以上(1KHz)
チャンネルバランス0.5dB以内(1KHz)
スタイラスチップセミラインコンタクト
カンチレバーφ0.3mm 無垢ボロン
自重10g
針交換発電ユニット交換※
※針交換につきましてはお求めの販売店にお問い合わせください。